エステサロンを開業したけれど、なかなか新規のお客様が来てくれない、またはリピーターが全く増えないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。新規顧客やリピーターを確保するためには、いかに人気エステメニューを作るかが重要になります。では、一体どうすれば人気メニューを作ることができるのか、ポイントを解説していきましょう。
ほかにはないオリジナルメニューが欲しい
新規顧客を呼び込んでリピーターに育てていくためには、ほかのエステでは受けられないオリジナルの人気メニューを作ることが大切です。どこのエステサロンでも受けられるような、王道メニューだけでは多くの顧客を獲得することは難しいでしょう。このエステでしか受けられない、特別感のあるメニューがあれば自然とリピーターも増えていきます。
しかし、これまでまったくなかったメニューを、最初から考案することは難しいでしょう。そういう時は、既存のメニューになにかプラスアルファのサービスを加えることから考えてみてください。これなら小さなサロンでも比較的簡単にオリジナルメニューを作ることができます。すでに用意されているメニューの中に、何か物足りなさを感じるものはないでしょうか。もしあれば、そこに何か他のサービスを加えるだけで、オリジナルメニューが開発できるかもしれません。
キラーメニューをサロンの切り札にする
王道なメニューだけで顧客を獲得するのは大変ですが、フェイシャルや美脚などよくあるメニューでも、ほかのサロンではなくここで受けたいと思ってもらえれば十分キラーメニューにできます。自分のエステがどんな施術を得意にしているか考えてみてください。自信のある施術を結果を出せるイチ押しメニューとして掲げ、それを一番人気メニューに育てることが大切です。
エステを開業した時に、たくさんの施術を売りにしたいと考える方もいるでしょう。しかし、あれもこれもと売りのメニューをたくさん作ってしまうと、このエステは何に力を入れているのかが分からなくなってしまいます。コンセプトがはっきりしていないと、お客様がエステを選ぶ時に目にとまりにくくなります。自分が受けたい施術に力を入れているエステはないか、ピンポイントで探している方も多いため、コンセプトがはっきりしているほうが選んでもらいやすくなるというわけです。
まずは自分のエステはこういう施術に力を入れていると分かるように、キラーメニューを用意してそれを一番人気のメニューにしてみましょう。お店の独自性が出て、集客アップに繋がるはずです。
基本メニューと併用しやすいメニューが伸びる
どんなに新しく人気メニューを作ったとしても、それだけでは意味がありません。既存メニューを利用していた方が、そのまま入れ替わるだけでは売上は増えないからです。売上を伸ばすためには、いかに既存メニューと併用できるメニューを人気メニューにできるかが重要になります。既存メニューを利用していた方が、それと合わせて新しいメニューを利用してくれればその分売上もアップするというわけです。
どうすれば併用してもらえるかですが、合わせて利用することで相乗効果が得られるようなメニューを作るとよいでしょう。既存メニューを単独で行うよりも、さらに肌の張りがアップするメニューを作れば併用してもらいやすくなります。他にも美脚メニューにプラスすれば保湿力が増すようなメニューもよいでしょう。こういった形の新しいメニューを増やせば、リピーターも新しいメニューを試しやすくなります。この方法なら、売上を落とさずに人気メニューに育てることができるので積極的にチャレンジしてみてください。
海外の人気メニューを先行して取り入れる
エステを開業する場合、どんな設備を導入するかやどんな技術を身に付けるかは非常に重要です。最新の大掛かりなマシンを取り入れて人気になっているエステもありますが、中小のエステでは最新の機器を先行して取り入れるのは難しいでしょう。しかし、海外で流行っている人気のハンドテクニックなどをいち早く取り入れるのは、それほど難しいことではありません。海外の情報を調べて、人気になっているテクニックを身に付ければよいので、それほどお金もかかりません。お金を設備にかけられない中小のエステでは、こういった流行のテクニックをいち早く取り入れることが、集客のためにも重要です。
海外で人気になっているハンドテクニックを取り入れることで、オリジナルの人気メニューを作りやすいというメリットもあります。まだ他のエステで行われていない海外のエステメニューを取り入れれば、それだけでも顧客の目を引くことができます。ここでしか受けられない施術ということで、独自性も生まれ人気メニューになる可能性も高くなります。しかし、後発で取り入れては意味がありません。結局他のエステの真似になってしまい、集客が難しくなるのでいかに早く取り入れるかが大切です。ほかでまだやっていないメニューをいち早く取り入れ、独自に行うことで差別化が図れます。
悩みに対するきめ細かな個別対応を売りにする
中小のエステが大手のエステの真似をしても、なかなか勝つことは難しいでしょう。同じようなサービスを取り入れることよりも、個人経営だからこそできる独自のサービスを大切に育てることを心掛けましょう。大手には真似できないキメの細かなサービスは、個人経営の小さなエステサロンならではの魅力の一つです。
たとえば、個別対応で顧客の悩みにしっかりと向き合うようなサービスをするのもよいでしょう。お客様一人一人の悩みをしっかりと聞き、それを解決するために柔軟な施術を行うというのは、大手ではなかなかできないことです。もしフェイシャルを得意としているエステサロンなら、ニキビや敏感肌に関しての知識を増やして、症状に合わせた対応ができるようにしておくとお客様も安心して施術が受けられるでしょう。エステを受けてみたいけれど、肌が弱くて敬遠しているという方は多くいます。そういった方もターゲットにすることで、悩みを抱えた人達が多く集まるようになります。そのためには、ただエステの技術や知識を身に付けるだけではいけません。エステ以外の肌に関する知識もしっかり学び、様々な顧客に対応できるようにしておくことが重要です。
大手にあるようなエステメニューを真似するだけではなく、顧客の悩みを解決してくれるようなメニューを合わせて作ることで、それが人気メニューになっていきます。肌の弱い私でもここなら安心して施術が受けられる、そういう風に思ってもらえればきっとリピーターも増えるはずです。
安売りよりも付加価値づくりが大事
エステを利用する人の多くは、安さよりも納得できる価値があるかどうかを基準にエステを選んでいます。もちろん安さも売りの一つになりますが、それだけではなかなか集客は見込めません。大手のエステには安さを売りにしている所も多いですが、それは薄利多売ができるからこそです。これを個人経営の小さなエステサロンで真似しようと思ってもなかなかできることではありません。それよりも、いかに付加価値をつけられるかを考えたほうが、集客につながりやすくなります。人気エステメニューを考える時も、サービスにどのような価値をプラスするかを考えれば生み出しやすくなります。ただよくあるメニューを並べるのではなく、自分のエステにしかできないサービスをプラスして、付加価値をしっかりつけましょう。それにエステを利用する人を納得させる価値があれば、また来たいという気持ちにさせることができます。いかにリピーターを増やせるかも、個人経営のエステサロンには大切です。